次亜塩素酸水溶液は生成方法で安全性や効果が変わる?

雑記

次亜塩素酸水は食品添加物だから安全って聞いたんだけど、ほんと?

食品添加物だから安全…難しいところですが、その前に今ある商品のほとんどは次亜塩素酸水溶液で「次亜塩素酸水」じゃないって知ってますか。

え?どういうこと?次亜塩素酸水ってどれも同じじゃないの?

いいえ、実は定義が違います。次亜塩素酸水溶液の中で条件がそろったものが「次亜塩素酸水」で、それが食品添加物に認定されているんです。

次亜塩素酸水溶液と次亜塩素酸水

次亜塩素酸水溶液と次亜塩素酸水は上図のイメージです。ただ多くの商品が「次亜塩素酸水」という名称を使っていて、自社商品を「厚生労働省が食品添加物に認定しているから安全」と説明することが多いです。

もちろん、これは正しい表現ではありません。次亜塩素酸水が食品添加物に認定されるにはいくつかの条件があり、その条件の1つが次亜塩素酸水溶液の生成方法です。

次亜塩素酸水の生成方法

次亜塩素酸水溶液の生成方法は、電解法、二液法、その他に分かれます。

  • 電解法|塩酸と塩化ナトリウム水溶液を電気分解して生成
     メリット:phが不安定なので保存には適さない
     デメリット:短時間で大量生成できる
  • 二液法|次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で希釈混合して生成
     メリット:phが安定していてより長く保存できる
     デメリット:生成時に塩素ガスが発生する、高濃度生成が難しい
  • その他|バッファリング技術、緩衝法などの特許技術
     長期保存や大量生産など電解法と二液法の他所を補う工夫

次亜塩素酸水は、生成方法も含めて厚生労働省から食品添加物の認可を受けています。食品添加物の認可を受けているのは電解法による次亜塩素酸水溶液のみです。

次亜塩素酸水は電解法のみ?食品添加物は安全?

厚生労働省が認可してるなら、電解法で作った次亜塩素酸水以外は偽物ってこと?

「次亜塩素酸水」の名前にこだわるならその通りです。ただ、電解法で作った次亜塩素酸水も次亜塩素酸水溶液に変わりはありません。

電解法生成を売りにした次亜塩素酸水もありますが、食品添加物だから良いわけではないです。厚生労働省の使用基準としても、「次亜塩素水は、最終食品の完成前に除去しなければならない」となっています。

正しく生成された次亜塩素酸水溶液はどの生成方法でも除菌・消臭効果は変わりませんし、肌や粘膜に触れても(仮に)誤飲をしても安全です。

ただし、次亜塩素酸水溶液は生成方法で一長一短があるため、理解して選んでください。

 次亜塩素酸水溶液はどれを選んでも安全なの?

じゃあ、次亜塩素酸水溶液ならどれ選んでも安全ってこと?

正しく生成された次亜塩素酸水溶液なら安全です。ただし100%はないので、安心したいなら第三者機関の試験結果を確認すると良いですよ。

次亜塩素酸水溶液は透明な液体なので、見た目で効果はわかりません。勘違いしている人もいますが、次亜塩素酸水溶液は洗剤ではないので汚れがきれいに落ちるわけではないです。

次亜塩素酸水溶液の効果や安全性を知りたい人は、その商品が第三者機関で効果測定、安全性試験を受けているか確認しましょう。大手メーカーのほとんどは、どちらの試験も受けているはずです。

WEBサイトなどに第三者機関の試験結果が掲載されていない場合は、メーカーに問い合わせてください。

日本電解水協会では、電解法以外の次亜塩素酸水溶液は認めないスタンスですが、効果や安全性が問題なければ、個人的には電解法かどうかは気にしません。

専門家でも次亜塩素酸水溶液を「次亜塩素酸水」と言う人はたくさんいるので、その判断はあなたにおまかせします。ただどちらにしても、第三者機関の試験を受けていない商品はおすすめはしません。

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